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先人から学ぶ?壁穴のDIY補修でよくある3つの失敗例

住宅の壁は場所や構造によっては意外にも簡単に穴が開いてしまうものです。特に小さなお子様がいるようなご家庭や、思春期の男の子などがいれば穴が開いてしまう事は珍しい事ではないと思います。

壁に開いてしまった穴を「なんとか自分で治せないものだろうか?」と考える方は多く、いろいろと試行錯誤をされますが壁穴の補修は簡単なものではありません。

今回はよくある壁穴補修の失敗例についてご紹介したいと思います。
これから、壁穴補修に挑戦しようと思っている方は是非、参考にご覧いただきたいと思います。
 
 

そもそも自分で壁穴の補修はできるのか?

壁に開いた穴を補修する手順は知っているでしょうか。
一口に壁と言ってもその構造はいくつかあります。まずは、補修の手順を一般的な構造の場合を例にご紹介します。

壁の穴を補修するために、補修する穴を綺麗にしなければいけません。穴の開いている部分の壁紙、壁板(ベニアや石膏ボードなど)を綺麗に四角く切り取ります。綺麗に切り取れたら補修用のメッシュシートを貼り付けるか、裏面から添え木をしサイズを合わせてカットしたい板をはめ込み下地を作ります。

下地が出来たら補修用のパテを塗っていきます。この時、パテの面が壁紙の下地の代わりになりますので、コテなどで綺麗に均しながら塗ります。

所定の時間が経過し完全に乾燥したら、続いて壁紙を貼り付けていきます。もちろん壁紙も周りの壁紙に合わせたものが必要になりますので準備をします。壁紙を準備する方法は「新しく壁紙を購入してくる」「目立たない場所から剥がして再利用する」の2つです。

準備した壁紙を補修箇所のサイズに合わせてカットし、貼り付けていきます。この時使う接着剤は壁紙専用のものを使いましょう。

最後は貼り付けた壁紙と元あった壁紙の隙間を埋めるためにシール材を塗り、平なもので均します。あとは所定の乾燥時間を経過すると補修作業は終了です。

壁の構造自体はそこまで複雑なものではありませんので、理論としてはこのような手順で補修をすることができます。
続いて、自分で壁穴補修を行う際に良くある失敗を紹介して行きたいと思います。
 
 

失敗① 壁の穴の下地が作れない

良くある失敗として、そもそも壁紙を貼り付けるための下地が作れないということがあります。壁の下地を作るためには2つの部品が必要となります。1つは壁の下地となる補修用の板。そしてもう一つが補修用の板を固定するためのステーの役割を果たすものです。

ステーの素材は基本的には金属でも木材でも固定さえできれば問題がありません。ステーは壁の裏側に穴から顔を出すように設置します。
これがなかなか難しい作業で、この段階で失敗し業者に連絡する方は意外と多いです。

壁とステーを固定するためにはインパクトドライバーと呼ばれる電動ドライバーを利用するのですが、インパクトドライバーをそもそも自宅に置いているという人も多くないと思いますし、最近は安くなったとはいえ、5000円~1万円程度はします。

つまり、工具を一から揃えていくと業者に依頼する方が費用が安く済むこともあるのです。
 
 

失敗② 壁紙が手に入らない

壁紙にはなんらかの模様が入っていると思います。また、無地だったとしても色味や質感など様々な種類があり、少しでも違うと補修箇所が目立ってしまいます。壁紙を違和感なく補修するためには、全く同じ壁紙を用意する必要があるということです。

素人の方はイメージつきにくいかもしれませんが、全く同じ壁紙を探してくるというのは専門の業者でもかなり難しい作業です。そもそも、住宅に使われている壁紙はホームセンターなどでは手に入りません。また、メーカーや型番などの印がないため確実に特定することはできず、目視や勘で特定していくことになります。

そのためには、専門的な知識が必要になりますし、特定出来たとしてもメーカーとつながっていないと仕入れることができません。運良く、壁穴の補修が綺麗に出来たとしても壁紙が見つからず、結局は業者に相談するというのも良く聞く話です。
 
 

失敗③ 壁紙がなめらかに貼り付けられない

壁の穴が塞がり、運良く壁紙が見つかったとしても、さらにそこから壁紙を綺麗に貼り付けることも簡単ではありません。壁紙は文字通り紙でできています。そこに接着剤を塗って貼り付けていくわけですから水分を吸うことによってシワやヨレが必ず発生してしまします。

厄介なのが、貼り付けた時は綺麗に見えても、乾燥すると不具合が目立ってくるという点です。プロの業者の場合、シワやヨレなどがでないように接着剤の量を調整し貼り付けていきます。また、壁紙を貼り付けたあとに専用の器具などで圧をかけて不具合がでないような処理を施します。

せっかく壁紙を貼り付けたけど数日後に角が剥がれてしまった、シワが浮いてきた、という相談もよく聞きます。

3つの失敗をご紹介しました。
お気づきになった方もいると思いますが、壁穴の補修は理論としては難しくありません。しかし、細かい部分の作業がかなり難しく、素人ではかなり難しいものとなります。

しかも、完璧に補修をするためには材料はもちろん専用の工具などを手に入れる必要があるため結局のところ1万円以上の出費が必要になります。

また、壁紙などを購入する場合かなりの時間と手間がかかってしまいます。つまり、潔く専門業者に依頼をした方が早く綺麗に仕上げることができるということです。

そこでオススメしたいのが「補修を専門に行うリペア専門業者」です。
住宅の施工といえば真っ先に思い浮かぶのが工務店だと思いますが、工務店はいわば新築のプロです。反対にリペア専門業者は補修を専門に行う工務店です。

両者の違いは補修方法にあり、工務店に依頼した場合、穴の開いている壁の一面を張り替えるなど大掛かりな作業を行うことがほとんです。もちろん、一面を張り替えるわけですから、壁自体は綺麗に生まれ変わります。しかし、その分費用は高くなり、工事も大掛かりになってしまします。

その点、リペア専門業者は先ほど紹介したDIY補修に似た方法で補修を行います。同じ方法とはいえDIY補修と大きく違う点は専門的な技術を持っているため、仕上がりのクオリティは格段に高いものになるということです。

工務店と比較すると費用も安く、状況にもよりますが1万数千円〜3万円程度で補修をしてくれます。その上、時間もかけずに壁穴を補修することが可能なのです。

つまり、壁穴の補修は特別な事情が無い限りリペア専門業者に依頼することがもっとも良い補修方法なのです。
 
 

最後に

今回は壁穴の補修の手順と、DIY補修でよくある3つの失敗例について紹介しました。壁穴など住宅に関する補修は「業者に頼むと高そう。」という理由から自分で補修をしようと考える方が多いですが、リペア専門業者などに頼めば、実は格安で、綺麗に補修をすることができるのです。

今回の記事を参考にしていただき、ぜひ!満足のいく補修をしていただきたいと思います。また、当社でも壁穴補修に関する実績は多数ありますので、お気軽に相談していただければ幸いでございます。

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