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絶対失敗したくない人のための!フローリング補修の手順と注意点

最近の住宅は面積にかかわらず、必ずフローリングが使われています。畳などと比べると掃除がしやすかったり、天日干しなどの手間がかからず便利なフローリングですが、家具の移動時やうっかり物を落としてしまったりすれば比較的簡単に傷や痛みの原因になってしまいます。

また天然木を利用したフローリングの傷は正しく補修しないと痛みが広がり、思わぬ修理が必要になってしまうこともあります。今回はフローリングの補修を検討しており、絶対失敗したくない!という方に向けて正しいフローリングの補修手順と注意点についてご紹介いたします。
 
 

フローリング補修の失敗例

フローリングの傷や痛みには様々なものがあります。前述のように家具を引きずったり、物を落としたりする際につく傷だけではなく、直射日光が長期にわたって当たることによる日焼け、さらには洗面所やキッチンなどの水まわりなどで起こる腐食などです。

様々な原因で行うフローリング補修を誤った方法で行うと以下のような失敗をしてしまうことがあります。

傷隠しの失敗
最近ではホームセンターや、インターネット通販などで様々なフローリング補修キットが販売されています。傷の上から塗るクレヨンタイプのものや、深い傷を補修するパテ、傷口を上から隠してしまうフローリングシートなど様々です。

どの商品も簡単に補修できるという謳い文句で販売されていますがフローリング補修は簡単なものではありません。一枚一枚色や木目に個性のあるフローリングの色を合わせ、全く同じものを用意し、補修痕を一切残さず綺麗に仕上げることは素人には至難の技とも言えます。

失敗例としてよく聞くのは、自分で補修を行ったら傷自体は隠れたけど、結局、補修痕が目立って汚くなったという事例です。

適切な補修を行わなかったことによる症状の悪化
フローリングの補修は見た目を隠すだけでは意味がない場合もあります。例えば、水による腐食の場合、上から補修剤などでコーティングしてしまうと一時的には傷が綺麗になったように見えます。

しかし、根本的な補修を行わなければコーティング剤の下で腐食が進み、気づいたことには床材にまで侵食が進み大掛かりな補修工事が必要になる場合があります。

気づいた段階で専門業社に相談していれば数万円程度で済んでいたものが、セルフで補修を行って症状を悪化させてしまったことによって数十万円の修繕費がかかってしまったというのもよく聞く失敗例です。

このようにフローリング補修の失敗には、補修作業自体の失敗と適切な補修を行わなかったことによる症状の悪化があります。
 
 

正しいフローリングの補修手順

正しくフローリングを補修する手順としては症状と場所に合わせて適切な補修方法を選択することが重要です。

正しく補修を行うためには「傷の大きさ・深さ」「フローリングの場所」「傷・ダメージの理由」の3点を考慮しなければいけません。

傷の大きさ・深さ
フローリングの傷がどの程度のものかがまずは重要となります。例えば、スマホを落としたような小さな傷の場合、市販の補修キットを利用するのも良いかもしれません。

しかし、何度も家具が擦れコーティング剤が剥がれてしまったような場合には専門業者の手を借りるほうが良い場合もあります。コーティング剤の剥がれは水やゴミなどの侵入を引き起こしさらにダメージを広げてしまうことにもつながります。

まずはフローリングの傷がどの程度なのかを把握し、セルフで行うか、専門業者の手を借りるかを見極める必要があります。

フローリングの場所
補修するフローリングの場所も考慮する必要があります。リビングの中心部や窓際、水まわりなど、その後も継続してダメージを受けやすい場所は、適切な補修を行わなければ継続的な負荷によってダメージが広がるリスクがあります。

日常的に使う頻度が多い場所や、フローリングにとってよくない環境にある場所などは慎重に補修を行う必要があります。

傷・ダメージの理由
傷・ダメージの理由によっても補修方法が変わります。フローリングは天然の木材を使用していますので、虫害や水、湿気などによってダメージを受けやすいです。

明らかに物理的な方法で傷がついてしまった場合は理由も把握しやすいですが、気づいたらフローリングが割れていた、いつの間にか沈み込むようになっていたというような、原因が断定できないケースは特に注意が必要です。

表面以上に内部のダメージが侵食している場合もありますので、理由が不明確な場合は小さな傷だからと侮らず専門業者に見てもらうようにした方が賢明です。

フローリング補修における手順は前述した「傷の大きさ・深さ」「フローリングの場所」「傷・ダメージの理由」の3点を考慮し、セルフ補修で問題なさそうか、専門業者に依頼をした方が良いかを検討し慎重に進めていく必要があります。
 
 

フローリング補修を業者に依頼する際の注意点

状況を考慮しフローリングの補修方法を検討していくことが重要ですが、住宅の床を支える重要な部分ですので専門業者に依頼する方法が最も無難な選択だと言えます。しかし、専門業者に依頼する際もいくつか注意しなければいけません。

フローリングの補修となると選択肢として挙がるのが「新築施工専門の工務店」「補修を専門に行うリフォーム業者」の2つがあります。

「新築施工専門の工務店」
工務店とは基本的には新築や大規模なリフォームを行う業者のことです。工務店は新築住宅などの設計施工などをおこなっているため一見安心して任せられる業者のように思います。しかし、1つ注意しなければいけないのは「工務店は新築施工の専門家であり補修の専門家ではない」という点です。

例えば、フローリングが日焼けによって禿げてしまっているような場合、新築専門で行う工務店の場合フローリング自体の全面張り替えなどで対応することがほとんどです。全面的な張り替えを行えばもちろんフローリングは新品になるため綺麗になります。
しかし、その分工事が大掛かりになり費用がかさんでしまうというデメリットもあります。

「補修を専門に行うリフォーム業者」
補修を専門に行うリフォーム業者は一般的にはあまり馴染みがないと思いますが、その名の通り住宅の補修を専門に行うリフォーム業者のことです。工務店との大きな違いは「損傷のある箇所を全面的に交換するか、ダメージのある場所だけを補修するか」です。

ダメージのある場所だけというのは見た目が綺麗になるように補修するということも当然ですが、場合によっては深く削ったり、部分的に交換しながら作業を進めますので補修の必要がない部分を生かして補修することになります。

したがって、工事自体が小規模になるほか、費用を抑えながら根本的な補修を行えるというメリットもあります。
 
 

フローリング補修についてよく分からない場合は補修専門業社に相談しよう!

普通に生活していればフローリング補修はそう何度も経験することではありません。したがって状態を見ただけではどんな補修方法が必要か判断がつかないという場合もあるはずです。そのような場合は迷わず実績のある補修専門業社に相談することをおすすめします。

修理専門業社は見積もりを取ったり相談をしたりするだけで費用を請求されることはもちろんありません。そのため、フローリングの状況を相談し、セルフでもなんとかなる傷なのか、部分交換や全体交換なども考慮しながら補修方法を検討する必要があるのかという点を図るための判断材料として利用することができます。

電話やメール問い合わせなど気軽に利用できる窓口もありますので、修理専門業社を活用し正しい補修方法を検討していくことがフローリングの補修を失敗せずに行うコツです
 
 

最後に

今回は絶対失敗したくない人のためにフローリング補修の手順と注意点についてご紹介いたしました。
フローリング補修で失敗しないためには、フローリングのダメージを適切に判断し、最適な補修方法を行うこと必要です。今回の記事を参考にしていただき、補修専門業社のアドバイスを活用しながら適切な補修方法選びを行いましょう。

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